プラセンタ スキンケア
プラセンタは主に哺乳類の胎盤から有効成分を抽出したもので、お肌のシミの元であるメラニンの働きを弱くしたり、メラニン自体を体の外へ出す働きがあります。これらの働きにより、お肌を美白にする効果があると言われています。また繊維芽細胞を活発にする働きにより、肌の新陳代謝を高めてハリのある弾力肌に導き、シワやたるみを予防したり改善する効果があると言われています。
お肌には天然保湿因子(NMF)と呼ばれる因子があり、これはアミノ酸でできています。プラセンタに含まれるアミノ酸はNMFの生成を促進させるため高い保湿効果が期待できます。
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プラセンタにはビタミンCなどの成分も含まれており、加齢を早める要因となる活性酸素(ストレスや紫外線などから増えてしまう)を除去・抑制する抗酸化作用、すなわちエイジングケア効果もあるとされています。体内に活性酸素が増えるとお肌の衰えが加速してしまいます。
またプラセンタに含まれている成長因子の一つであるFGFが、お肌にとってコラーゲンは欠かせないコラーゲンやヒアルロン酸の生成を促進する働きをもっています。コラーゲンは加齢によって生成できる量が減少してしまうため、外部から生成を助長してあげる必要があります。
日本ではあまり馴染みがない羊プラセンタ(OVINE)はニュージーランドでは一般的です。羊プラセンタは浸透性・安全性が高いことで知られています。海洋性プラセンタはあまり出回ってはいませんが、9種の必須アミノ酸が全て含まれていることから保湿性はとても優れています。
プラセンタ製品は安全性が高いので副作用はほとんどないといわれています。しかしプラセンタ製品を使うときは他のスキンケア製品とおなじようにパッチテストを必ず行いましょう。安全性が高いといっても、お肌に合わなかったりアレルギー反応を起こす場合もあります。テストしないで広範囲に塗布してトラブルが起きるよりも、パッチテストをした方がより安全に使用できます。かゆみや赤みが現れた場合は様子を見て、もし改善しないようであれば迷わず医療機関で診てもらいましょう。また濃度が高すぎて肌が過剰に反応することもあるため、化粧水で薄めたり、濃度は薄いプラセンタ美容液に変更しましょう。タンパク質やアミノ酸などの成分が含まれているので、稀に食品同様に成分に反応して副作用を引き起こすこともあります。アレルギーを持っている人は特に使用に注意しましょう。